ここでは、パターンについて説明します。
パターンは周期的に、スケッチを複製したい場合に使用するコマンドです。
パターンには、「円形状パターン」と「矩形状パターン」があります。
・円形状パターン
円形状パターンは、指定した点を中心に線や曲線を複製するコマンドです。
円形状パターンのオプションは以下の5つの項目で構成されています。
オブジェクト・・・複製の対象となるスケッチを選択します。
中心点・・・複製の起点となる点を選択します。
タイプ・・・パターン化する方法。タイプには「完全」「角度」「対称」の3種類があります。
※タイプで「角度」もしくは「対称」を選択すると、新たに「角度の合計」がオプションに加わります。
抑制 ・・・パターン中の不要となる部分を取り除きます。
数量 ・・・複製する数量の指定をします。
・矩形状パターン
矩形状パターンは、軸に指定した線の方向にオブジェクトを複製するコマンドです。
矩形パターンのオプションは以下の10の項目で構成されています。
オブジェクト・・・複製の対象となるスケッチを選択します。
方向・・・複製する方向指定します。
距離タイプ・・・距離の設定方向を指定します。距離タイプには「範囲」と「間隔」があります。
抑制 ・・・パターン中の不要となる部分を取り除きます。
数量(水平方向) ・・・複製する数量の指定をします。
距離(水平方向) ・・・複製時のオブジェクトの「範囲」もしくは「間隔」を指定します。
方向のタイプ(水平方向)・・・複製する方向を指定します。方向のタイプには「1方向」と「対称」があります。
数量(垂直方向) ・・・複製する数量の指定をします。
距離(垂直方向) ・・・複製時のオブジェクトの「範囲」もしくは「間隔」を指定します。
方向のタイプ(垂直方向)・・・複製する方向を指定します。方向のタイプには「1方向」と「対称」があります。
矩形パターンでは1方向のみ指定すれば、直線方向にのみ複製することができます。
2方向に方向を指定することで、矩形配列として並べることも可能です。
上図は 2×2 の 矩形パターンの例になります。