こんにちは、bonchaanです!
本日は、Fusion 360で基板データ(ボード図)の作成の仕方を簡単に説明していこうと思います。
「ボード図って何ぞ?」という方は、次のトピックを、「大丈夫だよ~」という方は「回路図からボード図を作成」のトピックからご覧ください。
ボード図とは
ボード図とは、基板上の電気的な接続を行うパターンなどが描画された図のことを指します。
基板設計をする際は、回路図を基に、基板に部品を取り付けるためのパッド(表面実装部品時に使用)やランド(リード部品時に使用)、パターン(配線)等の位置を検討する必要があります。
ここで、ボード図を用いることで、視覚的に基板設計ができるようになります。また、Fusion 360 ソフトウェアを用いることで、非常に簡単に、誰でも基板設計ができるようになります。
(なお、よく似た名前の「ボード線図」なるものがありますが、あちらは増幅回路等のゲイン、位相差の周波数特性を示したものなので、全くの別物です。)
今回使用した例はこちら→https://kyushu3d.jp/archives/2694
https://kyushu3d.jp/archives/2885
回路図からボード図を作成
では、ボード図を作成していきます。
今回は、次の記事で作成した回路図を用いました→https://kyushu3d.jp/archives/2939
回路図作成の画面から、「PCBドキュメントに切り替え」を選択するだけで、ボード図作成画面に切り替わります。
ボード図には、回路図上で作成した電子部品が自動で配置されており、部品間の接続を反映した状態となっています。
ここでは、基板の大きさを変えた後に、パーツを基板内に配置し、その後配線という流れでボード図を作成しました。
ここまでが、ボード図の作成方法の説明となります。今回は、ボタン電池でLEDを点灯させる「Lチカ基板」の作成を行ったわけですが、回路図の作成とボード図作成までにかかった時間は、30分程度と非常に素早く作成することができました。なんという簡単さ…
ですがFusion 360、まだまだ機能があるんです。
次回はそれを簡単に紹介していきます。
ヒントは「3D」です!(ヒントというよりほぼ答えですね…)
それではまた!
bonchaan
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