こんにちは、bonchaanです!
突然ですが皆さん、Fusion 360を何に使用していますか?
「ケースを作るのに使う」?「試作品を作るのに使う」? 3Dモデリング、簡単ですよね。
ますます便利になっている Fusion 360 ですが、実は電子回路を作成できるんです!回路図は勿論、基板設計もできます!!
今回は、Fusion 360のEDA機能を使用して、回路図の作り方を簡単に説明していきます!
「回路図・・・???」「電子回路・・・?なにそれ」という方は、次のトピック「回路図とは」「電子回路とは」をご覧ください。
「回路図も電子回路ももうわかってるよ」という方は、「電子回路を作成できるようにする」からご覧ください。
回路図とは
回路図(ここでいう回路図は、電気回路図のことです。)とは、部品の配置や結線を示す図です。「回路図記号」で構成されています。
例えば、下のような回路図があったとします。
![](https://i0.wp.com/kyushu3d.jp/wordpress/wp-content/uploads/2022/02/7e8ea62cbee76e9587e6a3423c483c3a.png?resize=620%2C516&ssl=1)
これは「直流電源」「抵抗」「LED」「導線」で構成された回路図です。
![](https://i0.wp.com/kyushu3d.jp/wordpress/wp-content/uploads/2022/02/de562156aaf69b6745433a31e10867a5.png?resize=640%2C364&ssl=1)
このように、回路図によって「どの部品を」「どのようにつなげるか」を簡単に理解できるようになります。
電子回路とは
電子回路とは、能動素子を用いる回路です。
能動素子とは、電力増幅や発振を行うことができるような素子です。
「…いや能動素子ってイメージつかないんだけど?」…大丈夫です。私も最初に学習したとき、頭の中は「?????」となっていました。
ダイオードやトランジスタ、サイリスタ等が能動素子にあたり、これらを用いるものが電子回路ということになります。
最近では、半導体デバイスを用いたものが大部分です。
(他でいうと、少し古い例とはなりますが、真空管を用いたものもあります。)
先ほど「回路図とは」で紹介した、LEDを用いた回路図も、電子回路にあたります。LEDは「発光ダイオード」というもので、半導体デバイスの一種です。
電子回路を作成できるようにする
Fusion 360の起動画面では、3Dモデリングを行う画面が自動で開きます。
「このままじゃ電子回路作れんやないか!」
落ち着いてください。超簡単です。
「ファイル」->「新しい電子部品デザイン」を選ぶだけです。
![](https://i0.wp.com/kyushu3d.jp/wordpress/wp-content/uploads/2021/11/c85a1ebec97aa5e9c779a49c08862236.png?resize=640%2C359&ssl=1)
選んだ後、こんな画面になればOKです。
![](https://i0.wp.com/kyushu3d.jp/wordpress/wp-content/uploads/2021/11/1379e6a78da2b6bc9c7f9707a0288108.png?resize=640%2C360&ssl=1)
ここから、回路図を作成していきます。
回路図を作成
左上の「新しい回路図」を選択すると、回路図作成の画面となります。
![](https://i0.wp.com/kyushu3d.jp/wordpress/wp-content/uploads/2021/11/e921fef821cfd25300d87015139c51bf-1.png?resize=640%2C360&ssl=1)
下のような画面となればOKです。
![](https://i0.wp.com/kyushu3d.jp/wordpress/wp-content/uploads/2021/11/75fb3d986b858498d454ee121d836d27.png?resize=640%2C360&ssl=1)
ここから、「部品を追加」や「配線」等の機能を用いて、回路図を作成します。
今回は、「回路図とは」で作成した回路を、少し形を変えて作ってみました。
![](https://i0.wp.com/kyushu3d.jp/wordpress/wp-content/uploads/2021/12/5c95bb22b214ca05d30b21e885d61ca3.png?resize=640%2C360&ssl=1)
Fusion 360で作成できるのは回路図だけじゃない
最初に紹介させていただいたように、回路図だけでなく、基板設計もできます。
次回は、その方法をご紹介します!
![](https://i0.wp.com/kyushu3d.jp/wordpress/wp-content/uploads/2020/12/1508391791515.jpg?fit=80%2C53&ssl=1)
bonchaan
![](https://i0.wp.com/kyushu3d.jp/wordpress/wp-content/uploads/2020/12/1508391791515.jpg?fit=80%2C53&ssl=1)
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