こんにちは、bonchaanです!

突然ですが皆さん、Fusion 360を何に使用していますか?
「ケースを作るのに使う」?「試作品を作るのに使う」? 3Dモデリング、簡単ですよね。

ますます便利になっている Fusion 360 ですが、実は電子回路を作成できるんです!回路図は勿論、基板設計もできます!!

今回は、Fusion 360のEDA機能を使用して、回路図の作り方を簡単に説明していきます!

「回路図・・・???」「電子回路・・・?なにそれ」という方は、次のトピック「回路図とは」「電子回路とは」をご覧ください。
「回路図も電子回路ももうわかってるよ」という方は、「電子回路を作成できるようにする」からご覧ください。

回路図とは

回路図(ここでいう回路図は、電気回路図のことです。)とは、部品の配置や結線を示す図です。「回路図記号」で構成されています。
例えば、下のような回路図があったとします。

Lチカ回路

これは「直流電源」「抵抗」「LED」「導線」で構成された回路図です。

各記号の説明


このように、回路図によって「どの部品を」「どのようにつなげるか」を簡単に理解できるようになります。

電子回路とは

電子回路とは、能動素子を用いる回路です。
能動素子とは、電力増幅や発振を行うことができるような素子です。

「…いや能動素子ってイメージつかないんだけど?」…大丈夫です。私も最初に学習したとき、頭の中は「?????」となっていました。

ダイオードやトランジスタ、サイリスタ等が能動素子にあたり、これらを用いるものが電子回路ということになります。
最近では、半導体デバイスを用いたものが大部分です。
(他でいうと、少し古い例とはなりますが、真空管を用いたものもあります。)

先ほど「回路図とは」で紹介した、LEDを用いた回路図も、電子回路にあたります。LEDは「発光ダイオード」というもので、半導体デバイスの一種です。

電子回路を作成できるようにする

Fusion 360の起動画面では、3Dモデリングを行う画面が自動で開きます。

「このままじゃ電子回路作れんやないか!」
落ち着いてください。超簡単です。

「ファイル」->「新しい電子部品デザイン」を選ぶだけです。

左上の紙のアイコンを選んだ後、「新しい電子部品デザイン」を選ぶだけ!

選んだ後、こんな画面になればOKです。

この画面に切り替わる

ここから、回路図を作成していきます。

回路図を作成

左上の「新しい回路図」を選択すると、回路図作成の画面となります。

「新しい回路図」は左上

下のような画面となればOKです。

ここから回路図編集が可能

ここから、「部品を追加」や「配線」等の機能を用いて、回路図を作成します。
今回は、「回路図とは」で作成した回路を、少し形を変えて作ってみました。

Lチカ回路(2)

Fusion 360で作成できるのは回路図だけじゃない

最初に紹介させていただいたように、回路図だけでなく、基板設計もできます。

次回は、その方法をご紹介します!

The following two tabs change content below.

bonchaan

高専にいるひと。

最新記事 by bonchaan (全て見る)