みなさん、こんにちは。3DCAD Fusion360の元学生アンバサダー うやまんぼです。

ちょうど去年の今頃「Fusionプリン」という企画をしていました。この記事では、Fusionプリンを振り返りながら、一緒に作り方を考えていきたいと思います。

Fusionプリンってなに?

プリン(円錐台)をできるだけ多くの作り方でモデリングする企画。

いろんな作り方を考えると

・コマンドの特徴がわかる
・最適なモデリング方法を思いつきやすくなる
・モデリングや修正の時間短縮につながる

というようなメリットがあります!

条件は底面が直径50㎜の円、高さが40㎜です。傾きは何度でもOK。

ではさっそく考えていきましょう!

【その1】回転

一番シンプルで思いつきやすい作り方!
スケッチで底辺を50㎜の半分の25㎜にするのを忘れないように気をつけましょう。

https://twitter.com/Umountain_akiho/status/1103650739312713728?s=20

【その2】押し出し(テーパー角度)

押し出しのオプションの中に「テーパー角度」があるのは知っていましたか?

これを使うとスケッチと押し出しだけでプリンが作れちゃうんです!

https://twitter.com/Umountain_akiho/status/1104289315696214016?s=20

【その3】ロフト

ロフトは2つの平面にスケッチを書かなければならないので手間が増えました。
普段は形の違うスケッチをつなぐのに使うことが多いコマンドですね。

https://twitter.com/Umountain_akiho/status/1104690429595869188?s=20


ちなみにロフトはボディに含まれる面も使えるみたいです

【その4】スイープ(単一パス)(テーパー角度)

スイープも「単一パス」タイプにすると、オプションにテーパー角度があるんです!
Fusionプリン企画はコマンドのオプションに目を向けるいい機会になりますね。

https://twitter.com/Umountain_akiho/status/1105130522248769537?s=20

【その5】スイープ(パスとガイドレール)

スイープの「パスとガイドレール」タイプの作り方です。
ガイドになる線を作って、ガイドレールとして選択します。選択する線は「スケッチの線」でも「ボディのエッジ」でもいいんですね!

https://twitter.com/Umountain_akiho/status/1105473751624278016?s=20
スケッチの線をガイドレールにした方法
ボディのエッジをガイドレールにした方法(これは思いつかない…すごい笑)

まとめ

今回は
【その1】回転
【その2】押し出し(テーパー角度)
【その3】ロフト
【その4】スイープ(単一パス)(テーパー角度)
【その5】スイープ(パスとガイドレール)
を紹介しました。

後編では円柱を作ってから修正コマンドでプリンを作っていきます。
プリンのモデリング方法を考えよう(後編)はこちら。


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うやまんぼ

九州大学芸術工学部所属。 Fusion360の元学生アンバサダー。 プロダクトスケッチが描けなくて3DCADを始めたらハマってしまった。 食べ物のモデルを作りがち。好きな出汁は昆布。