新しい技術によって製造業はどう変わる?
Fusion 360 Training Day in 九州 開催
PCが発明され、インターネットが世界中に張り巡らされ、1人一台のスマホを持つようになり、私たちの身の回りにはデジタルなものが急速に増えました。
設計においても、手描き図面から、デジタルの図面へ、そして3Dデータへ、とデジタル化の波が押し寄せています。
その過程の中で必ず出てくるのが、「人間が設計する必要なくなるんじゃないの?」という疑問。
設計者、エンジニア、デザイナー・・・等々、製造に関する人々の仕事はこれからどう変わっていくのでしょうか?
12月13日(金)に開催される、Fusion 360 Training Day in 九州では、
「これからの時代、AIと設計者はどのように向き合うべきか」というお題で、パネルディスカッションが行われます。
登壇者は、竹之内和樹氏(九州大学芸術工学研究院 准教授)、
楠本幸裕氏(福岡工業技術センターインテリア研究所)、
宮本和哉氏(宮本機器開発株式会社)、
藤村祐爾氏(オートデスク株式会社)の4名。
専門分野や経験の異なるこの4名が、これからの時代の技術との関わり方・考えるべきことについて、どのように考えているのか、私はとても興味があります。
みなさんも一緒にこれからの技術・製造業について考えてみませんか?
そのほかにも、セッションがあり、Fusion 360 の便利な機能や小技が学べたり、産官学連携で行われているプロジェクトのお話が聞けたりします^^
なんと!全部無料です。事前申し込みが必要です。
Fusion 360 Training Day in 九州 の詳細・申し込みはこちらから。
Fusion 360 ジェネレーティブデザインとは?
さて、 上記の話と関連して、設計の後に続く製造プロセスでも、PCとデジタル工作機を利用した「自動化」は今注目の技術と言えるでしょう。
刻々と時代や技術が変化していく中、新たな設計プロセスとして出てきたのが、クラウドを活用したFusion 360 ジェネレーティブデザインです。
Fusion 360 ジェネレーティブデザインは、形状の最適化のための新しい設計プロセスです。とっても簡単に説明すると、「コンピュータとクラウドの力を駆使して、条件(荷重、製造方法、材料など)を満たす形状を短時間でたくさん手に入れる」ための機能です。人間が1日に検討できるアイデアの数よりもより大量のアイデアを、クラウドを使うことで計算します。
さあ!ジェネレーティブデザイン!
現在開催中のキャンペーンとコンペ
新たな設計・デザインの可能性を秘めたFusion 360 のジェネレーティブデザインは、12月31日まで無料で使えるキャンペーン中です。
通常、ジェネレーティブデザインを使うには次の料金がかかります。
計算1回につき、25クラウドクレジット
結果のダウンロードにつき、100クラウドクレジット
(100クラウドクレジット=17600円)
これが今なら何回計算して、いくつ結果をダウンロードしても全部無料となっています。
これは、驚きのビッグなクリスマスプレゼントですね!
ジェネレーティブデザインの概要・使い方はこちらの動画で紹介されています。
さらに、無料でジェネレーティブデザインのキャンペーンに合わせて、コンペも開催中です。
なんとこちら、設計したものが実際に作ってもらえるチャンスとなっています。
アイデアを膨らませて、効果的にジェネレーティブデザインを使ってみましょう!
コンペの詳細はこちらから。
おわりに
時代の流れとともに、ものづくりのプロセスもどんどん変化してきました。ものづくりのこれからはどうなるの?という問いは果てしなく難しいものですが、未来について考えると、わくわくしてきませんか。
セミナーや、コンペを通して、たくさんの方が新しい技術の情報に触れ、よりよい未来のものづくりに向かっていけるように願っております!
最新記事 by かわちゃん (全て見る)
- どうなるの?ものづくりのこれから。 - 2019年12月4日
- 透明・半透明素材のパラメータについて - 2019年11月4日
- 3Dモデリングや3Dプリントでよく誤解されていること - 2019年10月17日