こんにちは!うやまんぼです。
この記事は意外と知らないシリーズ第2弾ということで、[面を削除]を紹介します。
この[面を削除]、ツールバーにないので存在を全く知りませんでした。
初めて知った方もそうでない方にも参考になれば嬉しいです。
(第1弾「意外と知らないフィレットの半径タイプ」はこちら)
[面を削除]ってなにができるの?
基本の使い方は、面を選択して、Deleteキーを押すだけ。
言葉通り面を削除するコマンドなのですが、次の5つを紹介します。
- はみ出した部分を消す
- 凹みや穴を埋める
- ボディを切り離す
- 足りない部分を伸ばす
- フィレット、面取りを消す
なんだか有能そうですね!それでは、詳しい使い方をみてみましょう。
1.はみ出した部分を消す
例としてマグカップを用意しました。
取手のはみ出た部分を選択して、Deleteキーを押すと
選択した部分だけが綺麗に削除されました。
履歴にも残るので後から修正できます。(青いのが[面を削除]の履歴)
2.凹みや穴を埋める
[面を削除]は無い部分を埋めることもできるんです。
下の写真のように面を選択します。
複数選択するときはShiftキー、Ctrlキー、Commandキーのいずれかを押しながらクリックします。
選択後にdeleteキーを押すと、凹みや穴が埋まりました!
3.ボディを切り離す
先ほどの凹みのあるブロックで選択する面を変えると、ボディを切り離すこともできます。
4.足りない部分を伸ばす
テーパーがかかったキューブを用意しました。
これの上の面を選択して削除すると
角度のついた側面が延長されて交わり、四角錐ができました!
これは延長して交わる面でないと適応されないので、
広がる方向に角度がついている底面は削除しようとしてもエラーになります。
5.フィレット、面取りを消す
フィレットや面取りをかけた面にも[面を削除]を使えます!
Fusion360以外からインポートしたデータを編集するときに便利ですね。
まとめ
[面を削除]ができることとして以下の5つを紹介しました。
- はみ出した部分を消す
- 凹みや穴を埋める
- ボディを切り離す
- 足りない部分を伸ばす
- フィレット、面取りを消す
[面を削除]を使いこなせるようになると、
モデリングの時間短縮になったり、修正が楽になりそうですね!
皆さんもこれからのモデリングに取り入れてみてください。
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それではまた!
うやまんぼ
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