こんにちは、かわちゃんです。
7月に3次元CAD利用技術者試験(2級)を受験し、みごと合格しました!
この記事では、3次元CAD利用技術者試験(2級)の概要、試験内容を紹介し、実際に受験してみた感想をお伝えします。
資格取得を考えている方、ぜひ読んでみてください。
3次元CAD利用技術者試験とは?
引用;「3次元CAD利用技術者試験」は、3次元CAD を利用するエンジニアや学生が身につけておくべき知識と技能が証明できる、3次元CAD試験制度です。
https://www.acsp.jp/cad/3d.html
機械・製造分野において、プロセスのデジタル化が進んでいる、あるいは進めようとしている現場が増えてきていると考えられます。デジタルな道具の中でも特に3D CADは適用範囲が広く、今後使えることが当たり前になってくるのでは・・・?と私は思っています。
3D CADの知識と技能が証明できるのが、3次元CAD利用技術者試験です。合格して損はない試験ですね。
試験の内容と範囲は?
3次元CAD利用技術者試験(2級)は、筆記のみ。実技スキルは必要ないので、ガイドブックを読んで3D CADの知識を覚えれば、合格することが可能です。
3D CADの操作や機能に関する知識はもちろんですが、幅広く周辺知識も問われます。
- CADシステムの概要や基本機能
- CADシステムの運用と管理について
- ハードウェアとソフトウェア
- 情報セキュリティと知的財産
- 製図一般 などなど
合格ラインは?
3次元CAD利用技術者試験(2級)の合格ラインは、総合での正解率が7割以上、かつ各分野での正答率5割以上となっています。
合計点で合格のパーセンテージでも、各分野でのパーセンテージが足りていないと不合格になってしまうので注意が必要。なるべく苦手分野を作らないようにまんべんなく勉強しましょう。
私はこちらのガイドブックで勉強しました。2級を受けてみた感じでは、これ一冊あれば十分だなぁ、と感じました。
3次元CAD利用技術者試験(2級)を受けてみた感想
私は普段から3D CADを使っているので、「まあ、楽勝でしょ~~~」と最初は思っていたのですが、試験対策ガイドブックをあけて「これは勉強しないとまずいな・・・・」と思いました。とにかく試験の範囲が広いので要注意です!
大変だったことは、自分があまり使わない3Dデータ形式や、3Dプリントの形式が思ったより多くあって、それらを覚えなければいけなかったところです。普段から3DCADを使っていても、自分が使っている3Dデータ形式や、使用方法はごく一部であるなあ、と気づきました。
勉強してよかったと感じた分野が2つあります。
1つ目は製造業での3D CADのメリットや、どうやって活用していくかについて。製造業での就職経験がない私にとって、これらの内容を学べたのは大変良かったと思います。例えば、今まで、各部門が順番に進めていた仕事が、3D CADの登場で同時並行で仕事を進められるようになり、開発時間が短縮できるようになっていること、など。
2つ目は3Dデータ作成時の注意点。私が普段使っているFusion 360は、結構エラーが出にくいのですが、他CADとやり取りするときにエラーになりやすい作り方があるようです。今度から、こういうところにも気を付けてデータ作成しようと思いました。
このように、製造現場でのやり取りに役立ちそうな知識が学べた点が大変よかったです。
次回の試験はいつ?
最後に、3次元CAD利用技術者試験にチャレンジしてみようと思われた方のために、次回の試験日をお知らせします。
次回の試験日は、2019年12月8日(日)です。
申し込み期間は、2019年10月1日(火)~10月30日(水)
来月から申し込みが始まるということですね。
合格して自分の技術力を証明していきましょう!
レッツチャレンジ~!!
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