こんにちは、かわちゃんです。
全国各地にファブカフェと呼ばれる施設ができて、盛り上がりを見せているデジタルファブリケーション。長いのでデジファブってよく呼ばれています。

“デジタルDigital”は、“デジタルの”という意味で、“ファブFab”は“作る”という意味です。つまり、デジファブって、デジタルな工作機械で作ってみようという意味の言葉。手作業で形を作るのは難しい、技術が必要だから、コンピューターに助けてもらって、手軽にものづくりを楽しもうということなんです!

今話題の(?)3Dプリンターも、デジタル工作機械の1つです。
使ってみたい&作ってみたい!と思いませんか?

先週、校内の3Dプリンターを学生に有効活用してもらおうという目的で、デジタルファブリケーション講習会が九州大学 大橋キャンパスにて開かれました。
どのようなことを学べば、3Dプリンターが使えるようになるのでしょうか?
講習会の様子を覗いてきました!

↑九州大学大橋キャンパス 工作工房2F
様々なデジタル工作機械が設置してあります。

【材料を知ろう】

まずは、材料のお話がありました。
FDM方式(熱溶解積層式)は、高温でプラスチックを溶かして、それを少しずつ積み重ねて形を作るタイプの3Dプリンターです。このタイプでは、主にPLAとABSという2種類のプラスチックが使えます。

同じプラスチックといえども、それぞれにメリット・デメリットがあり、それらの特徴を学びました。

【ファイル形式・出力可能なサイズを知ろう】

次に、3Dプリントのためのファイル形式を学びました。
紙に印刷するプリンターも、PDFとか、wordとか、ファイル形式がありますよね。3Dプリンターも同じで、パソコンで作った3Dデータを、プリンターで読み込めるファイル形式に変えなくてはいけません!
3Dプリントできる3Dデータでは、STL形式が標準的なファイル形式なのだそうです。

また、3Dプリンターによってプリントできるものの大きさが決まっているので、場合によってはデータを分割したり、大きさを調整したりすることも必要です。ふむふむ。

【レイヤーってなんだろう】

FDM形式の3Dプリンターは少しずつ素材を積み重ねることで形をつくっていきます。
このときの高さ方向の幅のことを、レイヤーや積層ピッチと呼びます。
この数値が小さければ、よりなめらかに3Dプリントができますが、時間がかかります。逆に大きければ、表面は荒いけど短時間でプリントが完了します。
どのくらいの数値にすればよいかは、知識と経験のある人に聞くのが良さそうです。

レイヤーの高さとなめらかさの違い(出典:form labs support より
https://support.formlabs.com/s/article/When-to-Use-Different-Layer-Heights?language=ja)

【インフィル?サポート?】
最後にインフィルとサポートのお話がありました。
3Dプリントされた物体の中身は、実はスカスカ。全部を埋めてしまうのではなく、外側が支えられる程度の密度で空間をあけて作っていきます。
このときに「どのくらいの密度で」「どんな形状で空間をあけるか」などインフィルの設定をします。

サポートは3Dプリント中に立体を支えるための材料のこと。
空中に浮かんだ部分を造形するときに、3Dプリンターの土台からサポートと呼ばれるものを作って、その上に作りたい形を3Dプリントしていきます。
このサポートは3Dプリントが終わったら捨ててしまいます。

サポートについての説明中・・・。

【3Dプリントしてみよう!】
以上の知識があれば、3Dプリンターはもう使えるみたいですね。
簡単そう?それとも難しそう?どうだったでしょうか。

受講生はさっそく自分で作ったデータを3Dプリントして、ミニ四駆製作に挑戦していました!
すぐに造形が始められるのも3Dプリンターの魅力ですね!
みなさんも是非挑戦してみてはどうでしょうか。

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かわちゃん
九州大学大学院所属。 Fusion 360の元学生アンバサダー。 レーザーカッターとか、3Dプリンターとか使って何かおもしろいことができないかなぁ~と考えながら、 そこら辺を漂っている。睡眠時間は長めだが、あまり育ってはいない。