こんにちは、かわちゃんです。
この記事では、Fusion360で、球や卵型のボディにきれいに画像を貼る方法をご紹介します。 画像を貼るといえば・・・デカール?ですが、今回紹介する方法ではデカールは使いません~。
それでは、前回の記事(Meshmixerで3Dデータに色つけ)に引き続き、イースターにちなんで卵の形を使って、説明していきます♪
RECOH THETAで撮ったこちらの360°画像を、卵型のデータにはりつけていきたいと思います。
まずはレンダリングモードに入る
左上のモード選択ボタンから、レンダリングモードに入りましょう。デフォルトの素材では少々暗いので、卵の素材を[プラスチック(ABS)]に変更しました。Fusion360でデータの見た目を変更する方法は簡単で、[外観]を開いてドラッグ&ドロップすればすぐに素材が変更できます!
素材に画像を取り込む
ドラッグアンドドロップでボディに使用したマテリアルは[このデザイン内]という欄に自動で追加されます。ここに追加された球をダブルクリックすると、マテリアルのパラメータが色々いじれちゃいます。
ここで色の変更など簡単な変更はできるのですが・・・マテリアルに画像を適用するには[詳細]から設定します。
このような画面がでてきますので、[色]の横にあるボタンを押して、[イメージ]を選択します。貼り付けたいファイルを選択してください。
すると、画像が反映されました。・・・が、しかし、サイズが合っていないので画像のどこが映っているか分からないですね。ピータンみたいになっちゃっています。
画像が大きすぎるようなので、サイズを変更してみます。マテリアルの詳細をもう一度開いて、[イメージ]と書かれた部分をクリックすると、サイズの変更ができます。ここで、タイル状に並べる設定を[なし]にしておきます。(端がつながる画像にしておけば、タイル状に繰り返して並べられます。)
テクスチャマップコントロールを使う!
画像がちゃんと表示されていることは分かりましたが、まだ向きが・・・という感じですね。ここで登場するのがテクスチャマップコントロール。この機能はどういう向きからマテリアルの画像を物体に投影するかを設定する機能です。とりあえず、ポチッと押してみましょう(笑
すると、[直方体][円柱][球]など投影の方法を選択する画面がでてきます。アイコンを見ると、それぞれ物体にどんな向きから投影されるのかが分かりますね。卵型に画像を貼るときは、[球]の投影が適しています。
テクスチャマップコントロールを[球]にしたら、それっぽくなりました。マテリアルの詳細を再度開いてサイズを調整していきます。それぞれ画像に示す向きが幅と高さに対応しているようです。
画像のサイズと投影の対応が分からないときは、サイズをいったん小さくして、少し大きくして、動きを見ると分かります。
後は気合いの微調整!!
あとは画像がぴったりになるように、[サイズ]を微調整していきます。
きれいに繋がりました!!
レンダリングをかけない状態だと、黒いギザギザが出てきてしまいますが、レンダリングすると消えます。理由はよくわかりません・・・。
画像のサイズがぴったり合っていない場合は、レンダリングをかけてもギザギザが出てきてしまうようです。気合で細かく合わせていきましょう(苦笑
完成~!!
きれいに一周つながりました♪ 今回はTHETAで撮影した360°画像を使用しましたが、端がつながるように画像を作っておけば、360°画像でなくても、同じ方法で物体に画像をうつすことが可能です。
きれいにつながると楽しいですよ~
最新記事 by かわちゃん (全て見る)
- どうなるの?ものづくりのこれから。 - 2019年12月4日
- 透明・半透明素材のパラメータについて - 2019年11月4日
- 3Dモデリングや3Dプリントでよく誤解されていること - 2019年10月17日